子供が性病に罹っている場合は性的虐待の可能性がある

現代の日本では未だに数多くの性感染症の感染が報告されています。性病は一般には成人が感染しているイメージが強いですが、未成年の子供が発症していた場合大きな問題を抱えている可能性があります。
通常、性病は性行為によって感染し、それ以外の経路で感染することは稀です。子供も例外ではなく、なんらかの性病に感染していた場合は性行為をした可能性がとても高いといえます。
子供の性行為は同意のもとで行われることもありますが、性的虐待を受けている可能性も強く残ります。
加虐者となる保護者が症状を起こす原因菌を持っていた場合、子供にも拡散されてしまいます。この場合、性的虐待を受けた子供は心的な外傷だけでなく症状による苦痛も体感することになってしまい、非常に苦しい状況に置かれます。

性的虐待の被害は他人への告白が非常に難しく、そのまま自分の中に閉じ込めてしまう可能性があります。
これは性感染症に感染していた場合は特に危険性が増してしまい、誰にも教えないまま症状が進行し不妊症など二次的な被害を被ったり、梅毒などの重篤な症状をもたらす感染症を放置してしまうこともあります。
したがって、もし知人が性的虐待を受けている可能性があると判断した場合、病気の進行を止めるためにも早期に解決、また感染の有無や治療を優先して行動する必要性が浮上してきます。
性的虐待による性病の発症によって、痛覚を訴えるなど様々な外的なサインが出ることがあります。病気によっては生理などの健全な痛覚とは違う違和感や、発疹などの外見的特徴が本人には見られます。
これは性的虐待のサインとなりうるもので、前述の通り性的虐待を受けている可能性を念頭にいれることになります。
また、親御さんが気付いた場合、配偶者が性的虐待を行った可能性を念のため精査します。
ただ疑われたことによるトラブルや、実際に行っていた事実が発覚した際のリスク等を踏まえて行動することになるため、知人の協力等を得るとよりスムーズに判定ができます。

トリコモナスならお風呂でも感染する可能性がある

子供の性病の発症は性的虐待の可能性が高いことは前述したとおりですが、実は性行為が原因でなくても発症する性病も存在します。
膣トリコモナスは性器への病原体の寄生により発症し、性行為以外でも感染する可能性のある性病のうちのひとつです。
膣トリコモナスの主な症状は膣や外陰部のかゆみおよび痛み、悪臭のするおりものが出るなどで、発症した場合はこれらの症状からすぐに感染に気付きます。
膣トリコモナスはお風呂の入浴や便器の使用、タオルの使用、病原体の付着した下着の着用などによっても感染します。
また、不潔な状態の手で性器に触れたりしても寄生、感染することがあります。

膣トリコモナスは症状の自覚がないこともあります。仮に家族など共同で生活する人物が膣トリコモナスに感染し、しかしながら自覚症状が見られていない場合、前述の経路で家族間に拡大してしまうおそれがあります。
誰も症状を発症しなければそれまでの話にはなってしまいますが、仮に家族の誰かが発症した場合は家族で対策を練ることが根絶への近道になります。
膣トリコモナスはタオルや下着の清潔の徹底、便器の清掃、お風呂の消毒や掃除の徹底などによって感染リスクを大幅に減らすことができます。
特にタオルなど性器に直接触れる可能性のあるものは個人の所有にし、共同で使わない等の手段が強い効果を発揮します。
これらの手段は家族で病原体が拡散されてしまっている場合にも有効な手段で、治療と並行して行うとより効果を発揮します。
このように膣トリコモナス等は性行為以外でも感染するため、子供の性的虐待が認められないにもかかわらず性病を発症しており、なおかつ症状が膣トリコモナスに類似していた場合その家族が感染している可能性が挙げられます。